「まだ大丈夫だよ」
そう言う親に、どこまで踏み込めるでしょうか。
高齢ドライバーによる事故のニュースを見るたびに、 胸の奥がざわつく。
でも、免許を返してほしいとは簡単には言えない。
この記事では、「高齢者が危ない」と決めつけるのではなく、 事故が起きる前に家族として何ができるのかを考えます。
ニュースになるのは“氷山の一角”なのか?
高齢ドライバーによる事故は、強い見出しで報道されることが多く、 印象に残りやすい傾向があります。
一方で、若年層による事故も一定数存在します。
重要なのは「誰が悪いか」ではなく、 年齢とともに起こりやすい変化をどう受け止めるかです。
家族が一番怖いのは「事故」より「何も言えないこと」
プライドと親子関係
長年ハンドルを握ってきた親に対して、 「もう危ない」と言うことは簡単ではありません。
生活の足を奪う罪悪感
地方では車が生活必需品です。 返納は「自由を奪う」ことにもつながります。
「まだ大丈夫」という言葉
事故を起こしていない限り、 本人は危機感を持ちにくいものです。
実は危険サインは小さく始まる
- 車体の小さな擦り傷が増える
- ブレーキが遅れる場面がある
- 道を間違えることが増える
- 同じ話を何度も繰り返す
どれも「年のせい」と片づけられがちですが、 小さな変化の積み重ねが大きな事故につながることもあります。
いきなり“返納”を迫るのは逆効果
運転回数を減らす
まずは夜間や悪天候時の運転を控えるなど、 段階的に減らす方法があります。
安全装備付き車への見直し
踏み間違い防止機能や自動ブレーキなど、 安全支援技術を活用する選択肢もあります。
家族でルールを決める
一方的に止めるのではなく、 一緒に話し合うことが重要です。
事故が起きてから後悔する家族の共通点
「あの時、ちゃんと話しておけばよかった」
多くの家族がそう振り返ります。
小さな違和感を無視し続けた結果、 取り返しのつかない事態になるケースもあります。
事故は“突然”ではなく、 小さな兆候の積み重ねで起きることが多いのです。
止めるかどうかより「どう支えるか」
- 対立しない伝え方を考える
- 代替の移動手段を一緒に探す
- 尊厳を守りながら話し合う
免許返納はゴールではありません。
大切なのは、 事故が起きる前に、家族として向き合うことです。
言いづらい話題だからこそ、 ニュースになった“今”が、話すタイミングかもしれません。
次回は「高齢者に向いている車の条件」について解説します。 事故リスクを下げるために、本当に必要な装備や車の特徴を具体的に整理します。


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