社会人になったら、まずは車。 地方勤務、営業職、通勤距離が長い――理由はさまざまですが、 新社会人にとって車は“ほぼ必需品”というケースも少なくありません。
そこで必ずぶつかるのがこの問題です。 「ローンで買うべき?それとも現金が正解?」
親世代は「借金はするな」「現金一括が正しい」と言い、 一方で販売店は「月々いくらで乗れます」とローンを勧めてきます。
実はこの選択、正解は人によって違います。 知らずに決めると、数年単位で数十万円の差が出ることもあります。
今回は、新社会人が損しないための“分かれ道”を整理します。
まず理解すべき:車は「買った瞬間から価値が下がる」
車は基本的に減価資産です。 新車なら購入直後から価値は下がります。
つまり、ローンでも現金でも、 「得する投資」ではありません。
重要なのは、 支払い方法で生活が苦しくならないかという視点です。
現金一括購入のメリット・デメリット
メリット
- 金利がかからない
- 心理的にスッキリする
- 月々の固定負担が増えない
ローン金利は3〜8%程度が一般的です。 200万円の車を5年ローンで組むと、 金利だけで十数万円支払うケースもあります。
その分を払わなくて済むのが現金の強みです。
デメリット
- 貯金が一気に減る
- 急な出費に対応しづらくなる
- 投資や自己投資の余力が減る
新社会人は、まだ生活基盤が安定していません。 引っ越し、家具、冠婚葬祭、転職など、 想定外の出費が起きやすい時期です。
貯金をほぼゼロにして車を買うのは、 実はリスクが高い選択です。
ローン購入のメリット・デメリット
メリット
- 手元資金を残せる
- 急な出費に備えられる
- 信用履歴を作れる
手元に100万円以上残せるなら、 精神的な余裕は大きいです。
また、適切に返済すれば 信用情報の実績にもなります。
デメリット
- 金利負担がある
- 毎月の固定支出が増える
- 収入減少時にリスク
特に新社会人はボーナスが満額出ない可能性もあります。 ローンは「将来の自分への請求書」です。
新社会人が最もやりがちな失敗
① 月額だけで判断する
「月2万円なら払える」と考えがちですが、 5年続けば120万円です。 総額で考える癖をつける必要があります。
② フルローン+高額車種
初任給で背伸びした車を買うと、 生活が車中心になります。
③ 維持費を甘く見る
保険、税金、車検、ガソリン、駐車場。 年間維持費は軽でも20〜40万円かかることがあります。
現実的なベストバランスとは?
おすすめは、 「頭金を入れてローンを最小化する」方法です。
- 生活費6か月分は残す
- 頭金で負担を減らす
- ローンは短期間(3年以内)
これがバランス型の選択です。
また、新社会人なら 中古車という選択肢も非常に合理的です。
3〜5年落ちの車は価格と性能のバランスが良く、 ローン負担も軽くなります。
結局どっちが正解?タイプ別判断
現金向きの人
- 十分な貯金がある
- 今後大きな出費予定がない
- 堅実志向
ローン向きの人
- 貯金を残したい
- 転職や引っ越しの可能性がある
- 資金を分散させたい
大切なのは「見栄」ではなく 「持続可能かどうか」です。
まとめ|車より先に守るべきものがある
新社会人の車購入は、 人生最初の大きな買い物です。
ローンか現金かよりも重要なのは、 生活を圧迫しない選択をすること。
車は便利な道具ですが、 人生の主役ではありません。
余裕を持って支払える方法を選ぶことが、 結果的に一番“得する”選択です。
焦らず、比べて、総額で考える。 それが分かれ道を間違えないコツです。
次の記事では「新社会人はローンで買うべき?現金が正解?」を解説します。


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