イタルデザインは、東京オートサロン2026で「Honda NSX Tribute by Italdesign」を公開しました。
この車は、ホンダが新型NSXとして発表したモデルではありません。生産を終了した右ハンドル仕様の2代目NSXをベースに、イタルデザインが外装などを仕立てる少量生産プロジェクトです。
初代NSXを思わせるデザインを取り入れていますが、昔の車を修復する一般的なレストア車とも異なります。ホンダの承認を受け、現在の基準に合わせて開発された特別なモデルです。
ただし、通常のホンダ販売店で購入できる新車ではなく、生産台数や価格なども一般的な市販車とは条件が異なります。
この記事では、NSX Tribute by Italdesignの成り立ち、ベース車、初代NSXを意識したデザイン、市販の新型NSXとの違いを、公式情報をもとに整理します。
NSX Tribute by Italdesignとは?
NSX Tribute by Italdesignは、イタリアのデザイン会社イタルデザインが手がけた、2代目NSXをベースとする特別なモデルです。
東京オートサロン2026で公開されましたが、ホンダが発表した3代目NSXや次期型のコンセプトカーではありません。
対象となるのは、生産を終了した右ハンドル仕様の2代目NSXです。既存車両をベースに、イタルデザインが外装を中心に独自のデザインへ仕立てます。
一般的な新車のように大量生産するのではなく、希望する顧客と仕様を相談しながら制作する少量生産のプロジェクトです。
そのため、ホンダ販売店で通常のNSXとして注文できる車ではありません。「新型NSXの復活」ではなく、2代目NSXを現代的に再解釈した特別なモデルと理解するのが適切です。
歴代NSXを意識したデザイン
NSX Tribute by Italdesignは、2代目NSXをベースにしながら、歴代NSXを思わせるデザインを取り入れています。
外装には、低く構えた車体、特徴的なリアスポイラー、ルーフ部分の吸気口など、過去のNSXや競技用モデルを意識した部分が見られます。
一方で、初代NSXをそのまま再現した車ではありません。2代目NSXの基本的な形を生かしながら、イタルデザインが新しい外装としてまとめています。
フロントの赤いホンダエンブレムも目を引きます。ただし、エンブレムだけを理由に「新しいタイプR」や「次期NSX」と判断することはできません。この車は、あくまでイタルデザインによる特別なNSXです。
私は初代NSXが登場したときの衝撃を今でも覚えています。特にリトラクタブルヘッドライトを備えた初期型が好きなので、歴代NSXを意識したモデルが再び注目されるのは興味深く感じます。
イタルデザインは外観だけを変えたの?
イタルデザインは、自動車のデザインだけでなく、車両開発や少量生産にも関わるイタリアの会社です。
公式情報によると、NSX Tributeでは見た目を変更するだけでなく、空気の流れ、安全基準、生産方法などを同時に検討しながら開発しています。
そのため、一般的なエアロパーツを取り付けたカスタムカーとは位置づけが異なります。イタルデザインは、公道で使用するための基準も考慮した少量生産モデルとして説明しています。
ただし、ベースとなるのは右ハンドル仕様の2代目NSXです。ホンダが新しい車体や動力装置を開発した新型NSXではありません。
外装の変更内容や注文できる仕様、対応する車両などは、一般的な量産車とは異なるため、希望する場合はイタルデザインが示す条件を個別に確認する必要があります。
次期NSXやホンダの新型車とは別のプロジェクト
NSX Tribute by Italdesignが公開されたからといって、次期NSXの発売が決まったわけではありません。
このモデルはイタルデザインが主体となり、ホンダの承認を受けて進めた独立したプロジェクトです。ホンダが次期NSXのデザインや発売時期、動力方式を発表したものではありません。
そのため、この車の外観から将来のNSXを予想したり、「ホンダがNSXを復活させる前触れ」と断定したりすることはできません。
通常のホンダ販売店で購入できる?
NSX Tributeは、一般的な量産車のようにホンダ販売店で注文できるモデルではありません。
イタルデザインは少量生産を前提とした特別なプロジェクトとしており、対象は右ハンドル仕様の2代目NSXです。
価格、制作台数、納期、車両を持ち込む条件などは、通常の新車とは異なります。購入を検討する場合は、イタルデザインの公式窓口で最新の受付状況と条件を確認する必要があります。
まとめ|新型NSXではなく少量生産の特別モデル
NSX Tribute by Italdesignは、右ハンドル仕様の2代目NSXをベースに、イタルデザインが歴代NSXを意識した外装へ仕立てる特別なモデルです。
確認しておきたい点は次のとおりです。
・ホンダが発表した次期NSXではない
・単なる展示用コンセプトカーでもない
・ホンダの承認を受けた少量生産プロジェクト
・対象は右ハンドル仕様の2代目NSX
・通常のホンダ販売店で買える新車ではない
・価格や注文条件は個別の確認が必要
東京オートサロン2026で公開されましたが、この車だけを根拠にNSXの正式な復活や次期型の発売を予想することはできません。
一方、歴代NSXを意識したデザインを、実際の車両として成立させようとした点は興味深いところです。
私は初代NSXが登場したときの衝撃を今でも覚えています。特にリトラクタブルヘッドライトを備えた初期型が好きなので、NSXの歴史を振り返るきっかけになる一台だと感じました。
参考情報
本記事は、イタルデザインが公表している「Honda NSX Tribute by Italdesign」の情報を参考にしています。
イタルデザイン公式
https://www.italdesign.it/en/honda-nsx-tribute-by-italdesign/
イタルデザイン公式「Honda NSX Tribute Whitepaper」
https://www.italdesign.it/en/whitepaper/honda-nsx-tribute/
車両の仕様や受付状況は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

