ダイハツは、東京オートサロン2026で「ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3」を公開しました。
この車の特徴は、停車中に荷室を後方へスライドさせ、床面を延長できることです。ダイハツは、休憩やアウトドアなどでの利便性を高める提案として紹介しています。
ただし、EXTEND3は販売店で購入できる新型軽トラックではありません。
ダイハツ公式では、イベント限定のコンセプトカーであり、公道走行を想定した車両ではないと説明しています。2026年7月時点で、市販化や発売時期、価格についての公式発表もありません。
この記事では、EXTEND3がどのような車なのか、市販中のハイゼットトラックと混同しないよう、ダイハツの公式情報をもとに整理します。
EXTEND3はどのような車?
EXTEND3は、市販されているハイゼットトラックをもとに制作されたイベント展示用のカスタマイズカーです。
ダイハツ公式では、主な特徴を次のように説明しています。
・停車中に荷室をスライドして床面を延長できる
・休憩やアウトドアでの利用を想定している
・荷台下に収納用のサイドパネルを備える
・全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,940mm
・排気量660cc、自然吸気エンジン、CVT
荷室を広げられる点が特徴ですが、通常走行時に荷室を伸ばしたまま走る車ではありません。
また、市販車としての安全性、耐久性、車検への適合などが公表されたモデルではないため、現在販売されているハイゼットトラックと同じように購入・使用できる車ではありません。
EXTEND3で車中泊できるの?
荷室を延長できるため、人が横になれる空間を想像しやすい車です。ただし、ダイハツ公式が説明している用途は、停車中の休憩やアウトドアでの利用です。
公式情報では、就寝できる人数、ベッドの寸法、断熱性能、換気設備、電源設備などは公表されていません。
そのため、「快適に車中泊できる」「そのまま寝られる」と断定することはできません。
仮に同様の車両が将来市販された場合でも、車中泊で使うには次の確認が必要になります。
・就寝スペースの長さと幅
・床面の段差や耐荷重
・換気方法
・暑さや寒さへの対策
・雨水や結露への対策
・荷物と就寝場所を分けられるか
EXTEND3は車中泊用品として販売されている製品ではなく、軽トラックの新しい活用方法を提案したコンセプトカーとして見るのが適切です。
市販の軽バン・軽トラックとの違い
現在、実際に購入して車中泊に使うなら、室内空間を備えた軽バンが比較しやすい選択肢です。
軽バンには、次のような特徴があります。
・荷室が車体で囲まれている
・雨や風の影響を受けにくい
・後席を倒して就寝スペースを作れる車種がある
・市販のマットや収納用品を選びやすい
一方、市販の軽トラックは荷物を積むことが主な目的です。荷台で休憩や車中泊をするには、幌、シェル、テントなどの用品が別に必要になる場合があります。
また、荷台へ用品を取り付ける場合は、固定方法、積載物の高さや幅、車両重量、車検への影響を確認しなければなりません。
EXTEND3は、軽バンと軽トラックのどちらが優れているかを示す市販車ではなく、荷室を伸ばすことで軽トラックの使い方を広げる提案車です。
EXTEND3の提案が興味深い理由
EXTEND3の興味深い点は、軽自動車の限られた車体寸法のなかで、停車中だけ荷室を広げるという考え方です。
通常走行時は軽自動車の大きさを保ち、停車後に休憩用の空間を広げられれば、アウトドアやイベントなどで活用できる可能性があります。
また、荷台下のサイドパネルへ荷物を収納することで、拡張した荷室と道具を分ける工夫もされています。
ただし、これはコンセプトカーとしての提案です。実際に市販する場合には、安全性、耐久性、防水性、操作方法、価格、車検への対応など、確認すべき点が多くあります。
現時点では「仕事と趣味を1台でこなせる市販車」と評価するのではなく、将来の軽商用車の使い方を考えるアイデアとして見るのがよいでしょう。
市販化や価格は発表されていない
2026年7月時点で、ダイハツからEXTEND3の発売日、価格、販売方法についての発表はありません。
また、イベント限定のコンセプトカーで、公道走行を想定していない車両と説明されています。そのため、販売店で注文したり、市販のハイゼットトラックへ同じ荷室をメーカーオプションとして取り付けたりすることはできません。
今後、似た仕組みが製品化される可能性は否定できませんが、公式発表がない段階で市販化を前提に購入計画を立てないことが大切です。
現在購入できる車で仕事と車中泊を両立したい場合は、軽バン、市販のキャンピングカー、法令に適合した軽トラック用シェルなどを比較しましょう。
まとめ|EXTEND3は市販車ではなく提案車
ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3は、停車中に荷室をスライドさせ、床面を延長できるコンセプトカーです。
軽トラックの限られた車体寸法を保ちながら、休憩やアウトドアで使える空間を広げる発想は興味深いものです。
ただし、確認しておきたい点は次のとおりです。
・東京オートサロン2026限定のコンセプトカー
・公道走行を想定した車両ではない
・2026年7月時点で市販化の発表はない
・発売日や価格も公表されていない
・市販車と同じように購入できる車ではない
現在販売されている「新型軽トラ」ではないため、購入を検討する車というより、将来の軽商用車の使い方を提案した展示車として理解しましょう。
参考:ダイハツ公式「東京オートサロン2026に多彩なカスタマイズカーを展示」
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