車で遠出するときや、走り慣れていない道路を通るとき、速度取締機の設置場所を知らせる機器が気になる人もいるでしょう。
コムテックの「ZERO 109C」は、車のアクセサリーソケットへ差し込んで使用するGPSレシーバーです。
配線作業をせずに取り付けられ、登録されている速度取締機や取締ポイントなどへ近づくと、液晶表示、LED、音声で知らせます。
ただし、ZERO 109Cは、レーダー波やレーザー光を直接受信して探知する一般的なレーダー・レーザー探知機とは仕組みが異なります。
本体に登録されたGPSデータをもとに警報するため、データへ登録されていない場所や、設置場所が変わる移動式オービスを必ず知らせることはできません。
また、GPSデータを新しい状態へ更新しなければ、新設・変更された取締地点へ対応できない可能性があります。
この記事では、ZERO 109Cの仕組み、一般的なレーダー・レーザー探知機との違い、取り付け方法、データ更新、購入前に確認したい注意点を分かりやすく解説します。
レーダー探知機やGPSレシーバーは、速度超過を前提に使用する機器ではありません。道路標識と制限速度を確認し、安全運転を補助するための注意喚起として使用しましょう。
ZERO 109CはGPS情報を使って警告する製品
ZERO 109Cは、GPSで現在位置を確認し、本体に登録されている速度取締機や取締ポイントなどへ近づいたときに警告する製品です。
主な特徴は次のとおりです。
・車のアクセサリーソケットへ差し込んで使用する
・液晶表示、LED、音声で警告する
・GPSデータを更新できる
・小型で別の車へ移動しやすい
・速度取締機だけでなく、事故が起こりやすい地点なども知らせる
ダッシュボードへ本体を固定したり、電源コードを内装の中へ通したりする必要がないため、取り付けの手軽さが大きな特徴です。
ただし、車によってはアクセサリーソケットの位置が低い、奥まっている、ふたと干渉するといった場合があります。
購入前に、運転席から表示を確認できる位置へ差し込めるか、シフトレバーやほかの操作を妨げないかを確認しましょう。
一般的なレーダー・レーザー探知機との違い
ZERO 109Cは、レーダー波やレーザー光を直接受信して警告する製品ではありません。
一般的なレーダー・レーザー探知機との主な違いは、警告の判断方法です。
ZERO 109C
・登録済みのGPSデータをもとに警告する
・登録地点へ近づいたときに知らせる
・レーダー波やレーザー光を直接受信しない
・データに登録されていない場所は警告できない場合がある
レーダー・レーザー探知機
・GPS情報に加えて、対応するレーダー波やレーザー光を受信する製品がある
・受信できる信号や対応範囲は機種によって異なる
・設置場所や受信環境によって反応しない場合がある
・ZERO 109Cより価格や取り付けの負担が大きくなる場合がある
どちらも、すべての速度取締りを必ず知らせる製品ではありません。
「新型オービス対応」と表示されていても、ZERO 109Cがレーザー光を直接検知するという意味ではありません。登録された設置場所や取締地点へ近づいたときに、GPS情報を使って警告します。
移動式オービスを直接探知するわけではない
移動式オービスは、設置場所が変わる可能性があります。
ZERO 109Cは、過去に取締りが行われた場所など、GPSデータへ登録されている地点を警告できます。
しかし、登録されていない場所へ新たに設置された移動式オービスを、その場で直接見つける機能ではありません。
また、GPSの受信状況や道路の位置関係によって、警告のタイミングが変わったり、不要な警告が出たりする場合もあります。
警告がない場所でも、道路標識と制限速度に従って運転することが基本です。
GPSデータは定期的な更新が必要
ZERO 109Cは、本体に保存されているGPSデータをもとに警告します。
購入時のまま長期間使用すると、新しく設置された速度取締機や、変更された地点の情報が反映されていない可能性があります。
コムテックは、公式サイトで最新のGPSデータを提供しています。
更新するときは、対応するmicroSDカードと、データを保存できるパソコンなどが必要です。更新方法や対応するカードは、取扱説明書とコムテック公式サイトで確認してください。
中古品を購入した場合も、前の使用者がいつ更新したか分からないため、使用前にデータの状態を確認しましょう。
なお、データを更新しても、すべての取締場所や移動式オービスを必ず警告できるわけではありません。
購入前に確認したい注意点
ZERO 109Cを購入する前に、次の点を確認しましょう。
・車のアクセサリーソケットへ取り付けられるか
・差し込んだときに運転操作を妨げないか
・運転席から液晶表示を確認できるか
・警告音を聞き取りやすい位置か
・GPSデータの更新に必要な環境があるか
・レーダー波やレーザー光を直接受信しないことを理解しているか
車種によっては、アクセサリーソケットの周囲が狭く、本体が内装やふたへ当たる可能性があります。
延長ソケットなどを使う場合は、製品の電源条件と取り付け状態を確認し、配線がペダルやシフト操作の妨げにならないようにしてください。
また、レンタカーやカーシェアで使用するときは、車両や運営会社の利用ルールを確認しましょう。
ZERO 109Cが向いている人
ZERO 109Cは、次のような人に検討しやすい製品です。
・大がかりな配線作業を避けたい
・複数の車で使いたい
・小さく持ち運びやすい製品を探している
・登録地点への注意喚起を中心に利用したい
・GPSデータを定期的に更新できる
一方、次のような人は、レーダー・レーザー受信に対応した別の製品も比較したほうがよいでしょう。
・レーダー波やレーザー光を直接受信する機能が必要
・大きな画面や詳しい道路情報を表示したい
・ドライブレコーダーとの連携機能を重視する
・車内へ固定して常時使用したい
商品名や価格だけで判断せず、GPSレシーバーとレーダー・レーザー探知機の違いを理解して選ぶことが大切です。
まとめ|手軽さと検知方法を理解して選ぶ
ZERO 109Cは、車のアクセサリーソケットへ差し込んで使用するGPSレシーバーです。
主な特徴は次のとおりです。
・大がかりな配線作業が必要ない
・小型で別の車へ移動しやすい
・登録された速度取締機や取締ポイントなどを警告する
・液晶表示、LED、音声で知らせる
・GPSデータを更新できる
一方、レーダー波やレーザー光を直接受信する一般的な探知機とは仕組みが異なります。
登録されていない場所や、設置場所が変わる移動式オービスを必ず知らせる製品ではありません。
購入前には、次の点を確認しましょう。
・車のアクセサリーソケットへ無理なく差し込めるか
・運転操作や視界を妨げないか
・GPSデータを更新できる環境があるか
・必要としているのがGPSによる地点警告か、レーダー・レーザー受信機能なのか
ZERO 109Cは、取り付けの手軽さを重視し、登録地点への注意喚起を受けたい人に検討しやすい製品です。
ただし、警告の有無にかかわらず、道路標識と制限速度を確認して運転する必要があります。
速度取締りを避けるためではなく、速度超過や見落としを防ぐための補助機器として使用しましょう。
参考資料
・コムテック「GPSレシーバー」
https://www.e-comtec.co.jp/gpsreceiver/
・コムテック「最新GPSデータ情報」
https://www.e-comtec.co.jp/0_etc/gps_dl/gps_dll.html
・コムテック「取扱説明書ダウンロード」
https://www.e-comtec.co.jp/0_etc/manual/


コメント