【2026年】新社会人におすすめの中古車5選|維持費と使い方で選ぶ

比較・選び方

新社会人になり、通勤や生活のために初めて車を購入する人もいるでしょう。

中古車は新車より購入価格を抑えやすい一方、購入後には任意保険、燃料、税金、車検、点検、タイヤなどの費用がかかります。

そのため、最初の一台は車両価格や見た目だけでなく、無理なく維持できるかを考えて選ぶことが大切です。

この記事では、新社会人が中古車を探すときに比較しやすい5車種を紹介します。

選定するときに重視したのは、次の点です。

・通勤や買い物で扱いやすい大きさ
・中古車を探しやすいこと
・燃費や税金を確認しやすいこと
・荷室や後席に実用性があること
・ガソリン車やハイブリッド車などを用途に合わせて選べること

ただし、この記事で紹介する車種なら、どの中古車を選んでも安心というわけではありません。

同じ車種でも、年式、グレード、走行距離、修復歴、整備履歴、保証内容によって状態や価格が異なります。

また、任意保険料は年齢や等級、車の型式、補償内容などによって変わります。

この記事の5台は順位を付けず、それぞれの特徴と向いている使い方を紹介します。

自分の通勤距離、乗車人数、荷物、駐車環境、予算と照らし合わせて候補を絞りましょう。

車種を選ぶ前に毎月の予算を確認する

中古車を選ぶ前に、車へ毎月いくら使えるのかを計算しましょう。

車にかかる費用は、ローンの返済額だけではありません。

主に次の費用が必要です。

・任意保険
・ガソリン代
・駐車場代
・自動車税または軽自動車税
・車検や定期点検
・タイヤやバッテリーなどの消耗品
・故障した場合の修理費

別の記事で中古コンパクトカーの維持費を試算したところ、車両代とローンを除いても、1か月あたり約2万7,300~3万7,300円になりました。

これは年間1万km走行し、任意保険料を年間12万円、駐車場代を月0~1万円などと仮定した一例です。

実際の金額は、車種、保険の条件、走行距離、燃料価格、駐車場代などによって変わります。

「ローンが月2万円だから買える」と考えるのではなく、維持費とローンを合計しても生活費と貯金を残せるかを確認しましょう。

候補車が決まったら、購入前にその車の任意保険料も見積もることが大切です。

スズキ スイフト|通勤と運転のしやすさを重視する人向け

スイフトは、主に一人または二人で乗り、通勤や買い物に使う人が検討しやすいコンパクトカーです。

車体が大きすぎないため、狭い道や駐車場で扱いやすいことが特徴です。

次のような人に向いています。

・一人で通勤することが多い
・大きな荷室や広い後席を必要としない
・狭い道路や駐車場を利用する
・購入価格と燃料代のバランスを重視したい
・運転のしやすさを実車で確認して選びたい

ただし、中古車では年式やグレードによって、エンジン、トランスミッション、安全装備などが異なります。

特に2020年の一部仕様変更では、対象グレードへ後退時ブレーキサポートや後方誤発進抑制機能などが追加されました。

同じ「スイフト」という車名でも装備内容は同じではありません。購入時には、車台番号や初度登録年月をもとに、検討している車両の装備を販売店へ確認しましょう。

また、後席の広さや荷室が自分の使い方に足りるかは、数字だけで判断せず、実際に座ったり荷物を載せたりして確認することが大切です。

中古車では、タイヤの状態、整備記録、修復歴、保証内容も合わせて確認しましょう。

日産 ノート|室内の使いやすさと電動車の走りを重視する人向け

ノートは、通勤だけでなく、買い物や家族を乗せる機会がある人も検討しやすいコンパクトカーです。

中古車では、世代によって搭載される仕組みが異なります。

2020年に発表された現行型は、エンジンで発電し、モーターで走る「e-POWER」を搭載しています。

一方、その前の世代には、ガソリン車とe-POWER車の両方があります。

次のような人に向いています。

・後席や荷室の使いやすさも確認したい
・発進時の滑らかな走りを重視したい
・通勤だけでなく買い物や送迎にも使いたい
・ガソリン車とe-POWER車を比較して選びたい
・近くに日産車を整備できる店舗がある

e-POWER車は、一般的なガソリン車と走る仕組みが異なります。

試乗するときは、発進や減速の感覚が自分に合うかを確認しましょう。

中古車では、メーター内の警告灯、エアコン、電装品の作動、整備記録も確認する必要があります。

また、「ノートだから安全装備がすべて付いている」とは限りません。年式やグレードによって装備が異なるため、購入する車両の主要装備を販売店へ確認しましょう。

トヨタ ヤリス|燃費と日常の扱いやすさを重視する人向け

ヤリスは、主に一人または二人で通勤や買い物に使う人が検討しやすいコンパクトカーです。

2020年に発売されたヤリスには、ガソリン車とハイブリッド車が設定されています。

次のような人に向いています。

・一人で通勤することが多い
・燃料代を抑えたい
・狭い道や駐車場で扱いやすい車を探している
・ガソリン車とハイブリッド車を比較したい
・後席や荷室の広さより、前席の使いやすさを重視する

年間走行距離が多い場合は、ハイブリッド車の燃費が購入価格の差に見合うかを計算しましょう。

走行距離が少なく、購入費を抑えたい場合は、ガソリン車も比較対象になります。

また、2021年の一部改良では、対象となるハイブリッド車と1.5Lガソリン車へ、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールが標準装備されました。

中古車では年式、グレード、エンジンによって安全装備が異なるため、車名だけで判断しないことが大切です。

後席へ人を乗せる機会が多い場合や、大きな荷物を積む場合は、実際に後席へ座り、荷室の広さも確認しましょう。

将来の売却価格は、年式、走行距離、修復歴、車両状態、市場の需要などによって変わります。「ヤリスなら必ず高く売れる」と考えず、購入時の状態と価格を優先して選びましょう。

ホンダ フィット|後席と荷室の使いやすさを重視する人向け

フィットは、通勤だけでなく、人を乗せたり大きな荷物を積んだりする人が検討しやすいコンパクトカーです。

後席を倒す、座面を持ち上げるなど、用途に合わせて座席を動かせることが特徴です。

次のような人に向いています。

・後席へ人を乗せる機会がある
・買い物や趣味の荷物を積みたい
・通勤と休日の外出を一台でこなしたい
・前方の見やすさや運転姿勢を重視したい
・ガソリン車とハイブリッド車を比較したい

2020年に発売された現行型には、ガソリン車と「e:HEV」が設定されています。

それ以前のフィットにもハイブリッド車がありますが、現行型のe:HEVとは走る仕組みが異なります。

中古車を比較するときは、「ハイブリッド」という表示だけで決めず、年式、型式、整備履歴を確認しましょう。

また、座席の動かし方や荷室の使いやすさは、普段積む荷物によって評価が変わります。

購入前には後席を実際に動かし、荷室の床、座席の汚れや傷、固定部分の作動も確認することが大切です。

安全運転支援機能も年式やグレードによって異なるため、検討する車両に必要な装備が付いているかを販売店へ確認しましょう。

トヨタ アクア|走行距離が多く燃料代を重視する人向け

アクアは、通勤距離が長く、燃料代を抑えたい人が検討しやすいハイブリッド専用のコンパクトカーです。

中古車では、2011年に登場した初代と、2021年に発売された2代目が主な選択肢になります。

次のような人に向いています。

・毎日の通勤距離が長い
・年間走行距離が多い
・一人または二人で乗ることが多い
・購入価格と燃料代を合わせて比較できる
・ハイブリッド車を整備できる店舗が近くにある

初代は購入価格を抑えやすい車両もありますが、年式が古い車は走行距離だけでなく、各部品の経年劣化も確認する必要があります。

2代目は、初代とはハイブリッドシステムや安全装備などが異なります。

中古車を選ぶときは、次の点を確認しましょう。

・メーター内に警告灯が点灯していないか
・ハイブリッドシステムの点検履歴
・駆動用バッテリーに関する保証が残っているか
・エアコンが正常に作動するか
・12V補機バッテリーの交換時期
・タイヤやブレーキの状態
・修復歴と保証内容

アクアは燃費のよい車ですが、年間走行距離が少なければ、燃料代の差だけで高い購入価格を回収できない場合があります。

購入時には、候補車の支払総額と想定する年間燃料代を計算して比較しましょう。

また、後席や荷室が自分の使い方に合うか、実車で確認することも大切です。

軽自動車も候補に入れて比較する

購入費や税金を抑えたい場合は、軽自動車も候補になります。

特に次のような使い方では検討しやすいでしょう。

・一人で通勤することが多い
・近距離の買い物が中心
・自宅周辺の道や駐車場が狭い
・高速道路を走る機会が少ない
・乗車人数や荷物が多くない

一方、長距離通勤や高速道路の利用が多い場合は、コンパクトカーと両方へ試乗して比較することをおすすめします。

確認したいポイントは次のとおりです。

・合流や坂道で必要な加速ができるか
・横風が強い場所で運転しやすいか
・運転席と後席の広さが足りるか
・普段の荷物を積めるか
・任意保険料はいくらになるか
・タイヤや消耗品の価格はいくらか

軽自動車だから任意保険や維持費が必ず大幅に安くなるとは限りません。

車種、ターボの有無、実燃費、保険条件、使用環境などをそろえて、コンパクトカーと比較しましょう。

現金とローンは支払総額で比較する

車の購入方法は、現金一括とローンのどちらかが必ず正解というわけではありません

現金一括には金利がかからない利点がありますが、購入後の貯金がほとんど残らない場合は注意が必要です。

ローンは手元に資金を残せますが、金利と返済期間によって支払総額が増えます。

ローンを利用する場合は、次の項目を確認しましょう。

・借入金額
・適用金利
・毎月の返済額
・ボーナス月の返済額
・返済回数
・利息を含めた返済総額
・途中で売却するときの条件

「月々1万円」などの表示だけでは、負担の大きさを判断できません。

ローン返済額に、任意保険、燃料、駐車場、税金、車検などの維持費を加えても、生活費と貯金を残せるかを確認しましょう。

車を購入するために貯金を使い切ったり、ボーナスを前提に無理な返済計画を組んだりしないことが大切です。

まとめ|順位ではなく自分の使い方に合う車を選ぶ

今回紹介した5車種は、それぞれ向いている使い方が異なります。

・スイフト:通勤と運転のしやすさを重視する人
・ノート:室内の使いやすさと電動車の走りを重視する人
・ヤリス:燃費と日常の扱いやすさを重視する人
・フィット:後席と荷室の使いやすさを重視する人
・アクア:走行距離が多く燃料代を重視する人

この5台に順位を付ける必要はありません。

普段乗る人数、通勤距離、荷物、駐車環境、予算によって適した車は変わります。

また、同じ車種でも、年式、グレード、走行距離、修復歴、整備履歴、保証内容によって状態は異なります。

候補車が見つかったら、次の点を確認しましょう。

・任意保険を含めた年間維持費
・ローンと維持費を合わせた毎月の支出
・修復歴と点検記録簿
・タイヤやバッテリーなどの消耗品
・安全装備と快適装備
・納車前に行われる整備
・保証される部品と期間
・試乗したときの運転しやすさ

新社会人の最初の車は、購入できるかだけでなく、数年間無理なく維持できるかを考えて選ぶことが大切です。

車種名や価格だけで即決せず、複数の車両と見積もりを比較して、自分の生活に合う一台を選びましょう。

参考資料

・スズキ「スイフト、スイフトスポーツの安全装備を充実して発売」
https://www.suzuki.co.jp/release/a/2020/0515/

・日産自動車「新型ノートを発表」
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/201124-01-j

・トヨタ自動車「新型車ヤリスを2020年2月10日に発売」
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/30486400.html

・トヨタ自動車「ヤリスの安全・安心装備を充実」
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35084144.html

・Honda「新型FITを発売」
https://global.honda/jp/news/2020/4200213-fit.html

・Honda「フィット 装備・室内空間」
https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/utility/

・トヨタ自動車「新型アクアを発売」
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35550666.html

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