
出典元:レクサス公式
レクサスLMとトヨタ・アルファードは、どちらも後席の快適性を重視した大型車です。
外観や車体形状が似ているため、「LMはアルファードのレクサス版なのか」「価格差に見合う違いがあるのか」と気になる人もいるでしょう。
2026年7月時点のレクサスLMには、4人乗りの「LM500h EXECUTIVE」と、6人乗りの「LM500h version L」があります。
メーカー希望小売価格は、4人乗りが2,030万円、6人乗りが1,520万円です。
一方、アルファードは7人乗りを基本とし、ガソリン車、ハイブリッド車、PHEVなど複数の仕様があります。
LMとアルファードは、価格だけでなく、乗車定員、後席の作り、搭載するエンジンとハイブリッドシステム、駆動方式が異なります。
特に4人乗りのLM500h EXECUTIVEは、運転席と後席の間に仕切りを備え、後席で過ごす時間を重視した仕様です。
この記事では、2026年7月時点の公式情報をもとに、レクサスLMとアルファードの価格、サイズ、座席、後席装備、動力の違いを分かりやすく比較します。
家族利用や送迎で選ぶときに確認したい注意点も紹介します。
レクサスLMは4人乗りと6人乗りを用意
レクサスはLMを「ラグジュアリームーバー」と位置付けています。
2026年7月時点で、日本仕様に設定されているのは次の2種類です。
・LM500h EXECUTIVE:4人乗り
・LM500h version L:6人乗り
どちらも2.4Lターボエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせ、駆動方式はAWDです。
4人乗りのEXECUTIVEは、前席と後席の間にパーティションを設置し、後席を2席だけにした仕様です。
6人乗りのversion Lは、独立したセカンドシートと2人用のサードシートを備えています。
一方、アルファードには6人乗り、7人乗り、8人乗りがあり、グレードによって乗車定員が異なります。
家族で多人数乗車するならアルファード、後席1席あたりの空間や装備を重視するならLMというように、必要な乗車人数から考えると違いが分かりやすくなります。
LMはアルファードより車体が大きい
2026年7月時点の主な車体寸法は次のとおりです。
レクサスLM
・全長:5,125mm
・全幅:1,890mm
・全高:1,955mm
・ホイールベース:3,000mm
トヨタ・アルファード
・全長:4,995mm
・全幅:1,850mm
・全高:1,935~1,945mm
・ホイールベース:3,000mm
LMはアルファードより全長が130mm、全幅が40mm大きくなります。
ホイールベースはどちらも3,000mmですが、車体の前後や幅に差があります。
購入前には、車そのものの大きさだけでなく、ドアを開けるスペースやバックドアを使用する場所も確認しましょう。
特に次のような場所では注意が必要です。
・自宅や会社の駐車場
・機械式駐車場
・ホテルや商業施設の駐車場
・幅の狭い道路
・天井の低い立体駐車場
LMの最小回転半径は5.9mです。試乗するときは、通常の道路だけでなく、駐車や切り返しのしやすさも確認することをおすすめします。
静粛性と乗り心地は実車で比較する
レクサスはLMについて、音の大きさだけでなく、音色や音のバランスにも配慮して静粛性を作り込んだと説明しています。
また、車体の揺れや振動を抑え、すべての乗員が快適に過ごせる乗り心地を目指しています。
ただし、静かさや乗り心地の感じ方は人によって異なります。
装着タイヤ、路面、走行速度、乗る座席によっても印象が変わるため、「LMなら必ずアルファードより快適」と一律に決めることはできません。
比較する場合は、できるだけ近い道路条件で両方へ試乗し、運転席だけでなく後席にも座って確認しましょう。
4人乗りLMは後席を2席だけにした専用仕様
LM500h EXECUTIVEは、前席2席と後席2席を備えた4人乗りです。
前席と後席の間には、次の装備を備えたパーティションがあります。
・48インチ大型ワイドディスプレイ
・電動で昇降するガラス
・透明と不透明を切り替えられる調光機能
・前席から伝わる音を抑える吸音材
後席を2席だけにすることで、1席あたりの空間と装備を充実させています。
リヤシートには、オットマン、ランバーサポート、リラクゼーション機能などが備わります。
移動中に映像を見る、仕事をする、休憩するといった使い方を想定した仕様です。
ただし、乗車定員は4人です。家族や仕事仲間を含めて5人以上で乗ることはできません。
6人乗りLMは3列シートを備える
LM500h version Lは、2人用のセカンドシートと2人用のサードシートを備えた6人乗りです。
セカンドシートには、次のような装備があります。
・オットマン付きパワーシート
・大型ヘッドレスト
・シートヒーターとベンチレーション
・リラクゼーション機能
・格納式テーブル
・充電用USB端子
後席用ディスプレイは、天井へ収納できる電動開閉式の14インチです。
4人乗りのような前後席のパーティションや48インチディスプレイはありません。
その代わり、サードシートを使用して6人で乗車でき、シートの配置を変えて荷室を広げることもできます。
同じLMでも、4人乗りと6人乗りでは使い方が大きく異なります。
アルファードも後席装備が充実している
アルファードのExecutive Loungeも、後席の快適性を重視したグレードです。
主な後席装備には、次のようなものがあります。
・プレミアムナッパ本革のセカンドシート
・パワーオットマン
・リフレッシュ機能
・シートヒーターとベンチレーション
・脱着式リヤマルチオペレーションパネル
・14インチ後席用ディスプレイ
・後席用パワーサイドサンシェード
LMだけが快適で、アルファードは後席装備が不足しているというわけではありません。
大きな違いは、LM500h EXECUTIVEが後席を2席だけにし、パーティションを備えた専用空間としていることです。
一方、アルファードは3列シートを備え、家族利用や多人数乗車にも対応しやすい作りです。
後席装備の豪華さだけでなく、普段乗る人数と荷物の量を考えて選びましょう。
LMとアルファードは動力と駆動方式が異なる
LM500hは、2.4Lターボエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせています。
駆動方式は4人乗り、6人乗りともにAWDです。
前後のモーターを制御して駆動力を配分する「DIRECT4」を採用し、発進、加速、旋回時などの車両姿勢を整える設計です。
一方、アルファードには次のような仕様があります。
・2.5Lプラグインハイブリッド車
・2.5Lハイブリッド車
・2.5Lガソリン車
グレードによって、2WD、E-Four、4WDが設定されています。
LMは仕様が2.4LターボハイブリッドとAWDに絞られていますが、アルファードは予算や使用環境に合わせて動力と駆動方式を選べます。
使用燃料と燃費も確認する
LM500hの使用燃料は無鉛プレミアムガソリンです。
2026年7月時点のWLTCモード燃費は、次のとおりです。
・LM500h EXECUTIVE:13.3km/L
・LM500h version L:13.8km/L
アルファードはグレードによって燃費が異なり、使用燃料は無鉛レギュラーガソリンです。
購入価格だけでなく、年間走行距離をもとに燃料代も確認しましょう。
特に送迎や長距離移動で使用する場合は、燃費だけでなく、タイヤ、任意保険、定期点検などを含めた年間維持費で比べることが大切です。
雪道では車名だけで安全性を判断しない
LMは全車AWDですが、AWDだから雪道で滑らないわけではありません。
雪道での走りやすさは、次の条件にも左右されます。
・スタッドレスタイヤの性能と状態
・積雪量と路面状況
・走行速度
・急な加速やブレーキ操作
・タイヤチェーンを使用できる仕様か
LMの公式サイトでは、19インチタイヤ装着車について、タイヤチェーンを装着できないと案内されています。
雪道を走る予定がある場合は、購入するタイヤとホイールの仕様、使用できる滑り止め装置を販売店へ確認しましょう。
アルファードも、2WD、E-Four、4WDで仕様が異なります。
駆動方式の名称だけで決めず、自分が走る地域と必要な冬装備を確認することが重要です。
LMとアルファードの価格差
2026年7月時点のメーカー希望小売価格は、次のとおりです。
レクサスLM
・LM500h EXECUTIVE・4人乗り:2,030万円
・LM500h version L・6人乗り:1,520万円
アルファードExecutive Lounge
・ハイブリッド2WD・7人乗り:864万9,300円
・ハイブリッドE-Four・7人乗り:886万9,300円
・PHEV・E-Four・6人乗り:1,069万9,700円
いずれも消費税込みの価格で、オプション、税金、保険料、登録諸費用などは別に必要となる場合があります。
LM500h version LとアルファードExecutive Loungeのハイブリッド車を比べても、600万円以上の価格差があります。
ただし、乗車定員、エンジン、駆動方式、後席装備が異なるため、価格だけを並べて優劣を決めることはできません。
LMとアルファードの価格差には、搭載する動力、駆動方式、乗車定員、後席装備などの違いが反映されています。
購入時には、車両本体価格だけでなく、必要なオプションを含めた支払総額を確認しましょう。
LMが向いている人
LMは、次のような使い方をする人が検討しやすい車です。
・4人または6人までの乗車で問題ない
・後席で仕事や休憩をする時間が長い
・運転する人より後席の快適性を優先したい
・パーティション付きの後席空間が必要
・2.4LターボハイブリッドとAWDを希望する
・購入費や維持費より、後席装備を重視する
特に4人乗りのEXECUTIVEは、後席を独立した空間として使いたい人向けの仕様です。
ただし、家族や仕事仲間を5人以上乗せる機会がある場合は、4人乗りでは対応できません。
アルファードが向いている人
アルファードは、次のような人が検討しやすい車です。
・家族で多人数乗車する
・7人乗りまたは8人乗りが必要
・ガソリン、ハイブリッド、PHEVから選びたい
・2WDと4WD系の仕様を用途に合わせて選びたい
・後席の快適性と日常の使いやすさを両立したい
・LMより購入価格を抑えたい
Executive Loungeは後席装備が充実しているため、家族利用だけでなく送迎にも使えます。
LMだけを見て決めず、アルファードExecutive Loungeの後席にも座って比較すると、必要な装備を判断しやすくなります。
購入前に確認したい注意点
LMとアルファードは、どちらも車体が大きく、購入後の維持費も小さくありません。
契約前には、次の点を確認しましょう。
・普段乗る人数
・自宅や職場の駐車場サイズ
・立体駐車場の高さと幅の制限
・年間走行距離と燃料代
・任意保険料
・タイヤ交換費用
・使用できるタイヤチェーンや冬装備
・後席を使った状態での荷室
・納期と保証内容
・売却時の査定条件
中古車を購入する場合は、整備履歴、修復歴、タイヤ、電動シート、スライドドア、後席ディスプレイなどの作動も確認する必要があります。
装備が多い車ほど、故障時の修理内容と保証範囲を確認しておくことが大切です。
まとめ|LMは後席空間を優先した4人乗り・6人乗りの車
レクサスLMとアルファードは、外観や車体形状が似ていますが、乗車定員や後席の作りが異なります。
主な違いは次のとおりです。
・LMは4人乗りと6人乗り
・アルファードは6人乗り、7人乗り、8人乗りを設定
・LMは2.4LターボハイブリッドとAWD
・アルファードはガソリン、ハイブリッド、PHEVを設定
・4人乗りLMにはパーティションと48インチ画面を装備
・アルファードは多人数乗車と後席の快適性を両立
・LMはアルファードより全長と全幅が大きい
・車両価格には大きな差がある
LMを「アルファードより上の車」とだけ考えると、違いが分かりにくくなります。
4人または6人で後席空間を重視するLMと、多人数で使いやすいアルファードでは、想定する使い方が異なります。
価格や見た目だけで決めず、普段の乗車人数、駐車環境、荷物、後席での過ごし方を整理しましょう。
可能であれば両方の後席へ実際に座り、自分の使い方に必要な装備かを確認してから選ぶことが大切です。
参考資料
・レクサス「LM」
https://lexus.jp/models/lm/
・レクサス「LM 価格・パッケージ」
https://lexus.jp/models/lm/features/price_package/
・レクサス「LM 4人乗り仕様」
https://lexus.jp/models/lm/features/4seats_utility/
・レクサス「LM 6人乗り仕様」
https://lexus.jp/models/lm/features/6seats_utility/
・トヨタ「アルファード」
https://toyota.jp/alphard/
・トヨタ「アルファード 価格・グレード」
https://toyota.jp/alphard/grade/
・トヨタ「アルファード 主要諸元表・装備一覧」
https://toyota.jp/pages/contents/alphard/004_p_001/pdf/alphard_spec_202606.pdf


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